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執筆者の写真北 勝成

アスリートへ緊張を解くための呼吸トレーニング①

更新日:2023年9月10日

①女子プロゴルフテスト最終前に ②全国高校ゴルフ選手権団体戦の決勝前に。お二人の選手のお父さん、コーチより相談があり、以前個人レッスンを行いました。症状を聞くと「緊張で手が震える、足が震える、呼吸がしにくい」等。まず緊張をすると身体の状態がどのようになるかを説明。緊張で自律神経の交感神経が優位になりすぎると、防御本能が働いて血液が体内を集まり、力を出そうとします(火事場のくそ力)。手の毛細血管にはあまり血液がいかずに冷たく感じるので「血の気がひく」という状態になります。わかりやすくいうとお化け屋敷でびっくりした状態です。このような状態で、いつもと同じパフォーマンスができるはずがありません。まして手はクラブとの唯一の接触部分です。また、交感神経が優位に活動しすぎると心拍数があがり、血圧を上昇させます。呼吸も浅くて速くなります。

最初に息を何秒吐けるかをテストしたところ、お二人とも10秒以下でした。緊張やプレッシャーでのストレスで筋肉、呼吸筋も固く、深く、ゆっくり呼吸ができていない状態という事を説明。呼吸トレーニングで副交感神経を優位にすれば気持ちが落ちつくので、アドレスに入れるまでにルーティンに呼吸法をいれるトレーニングをおこないました。トレーニングの内容、脳と呼吸との関係は次回、書きたいとおもいます。



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